通い慣れた
ホームに
春風が吹き
いつもよりも
遅い電車を待つ
ママに借りた
小さな
ボストンバッグ
部屋のものは
先に送ってある
都会の
暮らしに
期待と不安
入り混ざって
広がる
あの景色が
寄せ書きに
見えて来る
思い出に
負けないように
顔を上げて
微笑みながら
一人で
決めたことを今
踏み出そう
家族や友達残して
旅立つ日は
夢への一歩
そういつでも
さよならは
強がる蕾
山の端が
霞んで
見えるのはなぜ
花粉のせい
涙ではないんだ
心に
描いた未来に
ベルが鳴り響いて
最後に
ここの空気を
手を広げ吸い込んだ
寂しさに
負けないように
次の季節
楽しみにして
新たな
夢のその続き
見つけよう
頑張れと
励ましてくれた
みんなの声
今も聴こえる
いつの日にか
帰りたい
大人になって
思い出に
負けないように
顔を上げて
微笑みながら
一人で
決めたことを今
踏み出そう
家族や友達残して
旅立つ日は
夢への一歩
そういつでも
さよならは
強がる蕾
下り線の
ホームに
降り立つ日まで
意地を張って
時刻表は見ない